Microclima

アブルッツォ州の気候はアペニン山脈の影響を強く受け、沿岸から小高い丘陵地区と標高の高い山脈地区に分かれます。
ここの気候は地中海性気候によく似ており、標高に関係しますが、気温が下がるに連れて、降水量が上がります。(例えば、標高約10mに位置するペスカーラ村では年間平均気温15.5℃、年間平均降水量が700mmであり、標高約330mに位置するキエーティ村では年間平均気温が13℃までしか上がらないのに、年間平均降水量は約900~1000mmです。)
最低降水量を記録する地区は沿岸地区ではなく、内陸の渓谷地であり、この地は地中海性気候による悪天候から免れます。例えば、渓谷にあるヴァル ペリーニャ村がその一つであり年間降水量は500mmです。これらの渓谷地、特にアクイラ村とマルシカ村では、冬にはよく霜が降り、冬の高気圧が到来する時期には-20℃まで落ちます。