年の気象学による⾒見解 2014

平均8~14℃という温暖な冬の後は、引き続き安定した温暖な(平均16~20℃)春でしたが、5月末まで高い降水量が続きました。6,7月は平均23~29℃と平年通りの気温でしたが、8,9月は降水量が高く、8月でも30℃を越えない涼しい夏となりました。9月から10月末の収穫時は23~25℃と安定しており、雨が多く難しい年でしたが、ぶどうの実は興味深い熟成をしてくれました。ぶどうの質を保つため、より丁寧かつ厳しい畑での手入れ(摘葉、テキボウ、選別など)を要する年となりましたが、結果としてぶどうの出来は非常に独特なものとなり、2014年という年は我々にとっても大変興味深い年となり、ワインの熟成が楽しみです。